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波瀾万丈日

June 15, 2010

(→→→)テンションキープ

※(↓↓↓)テンション下がる

※(↑↑↑)テンション上がる




遅延の常習犯、アリタリア航空で、

ロンドンからフィレンツェ入り。

1年ぶりのpitti視察とあって、

たとえ1時間遅れの到着でも、

たとえチャランポランなイタリア人に囲まれながらのフライトでも、

想定内。ゆえ<テンション→→→>



そして、今日は、久々に友人のコルト・モルテド(デザイナー)の家に

泊めてもらえるし<テンション↑↑>


そう期待に胸を膨らませ、フィレンツェの空港に降り立ったら

コルトからメールが。


<今日はローマにいて、帰れないから、

メールボックスに入れてある鍵を勝手に取って入ってくれ>と。

なんともイタリア人らしい。ま、いっか。


さて、空港からはお金を節約して、

バス&徒歩で移動。

アルノ川を越え、コルトの家の前に到着。


メールボックスはこれかぁ、と思い、手を伸ばすが、





鍵があるであろうメールボックスの底に、


手が、



と、


届かねぇ。




コルトに慌てて電話。

「You are big hands?」

チゲーよ。



ん~何か引っ掛けるものはないかと、通行人を気にしながら、

バッグ内を捜索。歯ブラシ発見。


よしこれで、グイっと鍵を持ち上げ……れるワケなかった。

<テンション↓↓↓>


だが、そこに隣の郵便物に、冊子なるものが。

よし、これをギザギザに折って、強度を増して、

鍵を救出……できるワケなかった。

<テンション↓↓↓↓↓>



ああだこうだで、

メールボックスとの格闘、約1時間半。

時刻は夜9時を回る。

外は雨。


もう、

意を決して、ホテルを捜すしかない。



しかし、ここフィレンツェは、ちょうどピッティの真っ最中。


10軒ほどホテルを回るも、

どこもフル。フロントのオジさんは、どこも首をフル。

って、しょーもないことを言ってないで、

早くホテルを捜さねば。

くぅ、雨で、卸したてのジョン・ロブが濡れてしまう。



いろんなアイデアが浮かぶが、

さすがに、この歳になって、

「(LEONの)堀川さん。泊める場所ないんで泊めてください」

とは、言えねぇ。

この歳で、言えるわけねぇ。

ましてや、オレ、海外在住。

海外で頼ってどうすんだべ。



はぁ、と、溜め息のキャンバスに

「バカヤロー」って書く。

つうか、またそんなしょーもないことをしている前にホテルを捜さねば。

でも、最後にくじけそうになって、

ふと、iPhoneを開く。

ん?

「BOOKING.COM」

これって、こないだ入れた

ホテルを捜せるアプリだ。


しめた!!!

<テンション↑↑↑↑>


これで、ホテルを検索できる。


丸い矢印よ、がんばって回れ。

がんばって見つけろーとiPhoneの画面に祈った末、



見つかった。

<テンション↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑



が、1泊

610ユーロ!!!!!

<テンション???


バカ高い。


が仕方がない。もう後がない。行くぞ。

と、そのホテルに到着すると、

御丁寧に全室スウィートの超クラシックホテル。

カード払いゆえ、お金が減る痛みよりも、

こんなところに泊まれるのか、とウキウキモードに。

<テンション↑♪↑

↑↑↑♪↑↑↑↑↑♪↑↑↑↑





フィレンツェで、こういう本格ラグジュアリーに泊まるのも、

人生経験に必要だよな、

と、広々とした部屋内でひとり、はしゃいでいると、




ギギギ~~






ん?


ギギギ~~




ン?

どこからともなくきしむ音がする。



気のせいだろうな、

というか気のせいであってほしい。



これってもしかして、


フィレンツェでよく出るっていう、




ゆ、



ゆうれいってヤツ……?




<テンション↓

Profile

EDITOR'S BACK STAGE

森口徳昭(モリグチ・ノリアキ)


いろいろな雑誌編集部に育ててもらいました。
30歳を機にロンドン留学、帰国。
これからはフリーエディター、ライター、スタイリスト、デザイナー、、、
マルチを良しとしない、日本の風潮と闘いつつ、活動していきます。越えろ、タイラー・ブリュレ。


noriaki.moriguchi@gmail.com

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