
October 08, 2009
これ、
書いていいんでしょうか。
いけないでしょうか。
迷う気持ちは消えませんが、
書きます。
銀座でも有数のとりわけ多くのお金を
落としてくださるお客さま、
いえ、
もう今は過去形。
とりわけ多くのお金を落としてくださっていた方が
姿を消して幾月。。。
風の噂で
ホステスに入れあげたことから
お金におかしくなり
仕事がおかしくなり
行き詰まってしまったと。
ほんとうの理由は
佑雪にはわかりません。
ただ、
そんな栄華を極めし方が
人生をやりなおすために
始めたのが
スナックだったということを聞いて。。。
そのスナックの場所が銀座だということを聞いて。。。
かつて、
といってもほんの少しだけ前なだけの
あの頃。。。
どのお店にいっても特別にちやほやされていた
立場の方が
同じ街で
頭を下げて客商売をするということを聞いて。。。
。。。。。
銀座というのは見栄の街です。
今どき、
六本木のほうが
若くてきれいなおねえちゃんがいるとされてます。
今どき、
シロウトのきれいなおねえさん方と
合コンしたほうがよっぽど楽しかったりもします。
お金があったら、
ちょろいちょろい。
それでも、
あえて銀座で飲む人たちがいる。。。
歌舞伎町でもなく六本木でもなく
受付嬢でもなく客室乗務員でもなく
アナウンサーでもなく
銀座のホステスと飲むのは
ただ女でもない。
ただ酒でもない。
成功した男が飲むのは
銀座と決まっているからです。
そんな世界で
誰よりも見栄を切って
お金をつかっていた方が
すべての見栄を捨てて
水商売で再スタートをきる。
生きていくことの大変さ。
生き続けることの大変さ。
その方にお世話になっていたクラブ数軒からの
お祝いの花輪がひしめくエントランスを抜け、
今夜のアフターでは
今はカウンターの内側の人になった
かつての太いお客さまから
温かいおしぼりを渡していただきました。
しきりに冗談をいうその方の目を
ほんの少し前までは
きっちりと体に合っていた、
それなのに
久しぶりにお会いした今日は
痩せた肩や胸、
体のすべてから浮き上がってしまっているような
スーツを着て
冗談ばかりをいうその方の
まっすぐ過ぎてそらせないような目を
佑雪は見返すことが
できませんでした。。。
ミレイ先輩のダーリンが
言ってたことを思い出します。
銀座ってね
敗者復活の街でもあるんだよ。
昔働いてたこが
結婚に破れて子持ちで戻ってきたり
自己破産までした社長が
息を吹き返して
戻ってきて
また飲めるようになったよって
お披露目しにきたり
売上げ競争とか
厳しいっちゃ厳しいけれど
優しいっちゃ優しい。
懐の深いところが
銀座のよさなんだよ。
何を隠そう
こんなわたしも出戻りです。
あ、結婚してないけど
銀座ホステスの出戻りです。
大昔にヤ●ザOKの派手な店を含む
2軒のクラブを
ばっくれ辞めして
10年たって
戻ってきました。
あの頃は
子供だったし
ダメダメだったし
でも、
すごく楽しかったし。。。
だから、
本気で戻ってみたかった。
だから
出戻った。
知ってるママに
戻りたいといったら
もう若くはないわたしに
シロウトなわたしに
佑雪ちゃんなら
むしろ来てもらいたい
といってくれた
温かさ。
そんな温かさを
わたしももてますように。
そして、
今度行ったときは
スナックのマスターになったお客さまの
目をまっすぐ見られますように。。。
●超一流月刊誌『GQ JAPAN』にてセックスコラム連載中。
ただいま発売中11月号164ページにて。
今回のテーマは「まず奉仕ありき。
性のNPO活動が
"名器"を育てる。」です。


