そういえばこの前テレビでやっていた
『デトロイトメタルシティ』は
冒頭、松雪泰子の絶叫
「FU〜CK!!!!!!」に
パオ〜ンというゾウの鳴き声がかぶさるのに始まり
その後も
ありとあらゆる放送禁止用語に
マシンガン音や牛の鳴き声などの
フェイク音がかぶさりまくり
丁寧にも
立てた中指や
スプレーでの落書きまでモザイクまでかかり
日和りながらも
逆に「なにかいかがわしい」
ということを
浮き立たせた
なかなかファニーなバージョンだったな。
こういう放送規定へのチャレンジは
どんどんやってほしい。
というわけで
昨日はほんとにFUCKな一日。
つまり
デトロイトな気分
そのものだったので
移動中も
仕事中も
“デトロイトの雄”
MC5 を
iPodで爆裂音で聴いて
自分に中指立てていた。
69年にデビューして72年に解散してしまった
元祖ハードロックとも
元祖パンクとも
元祖ガレージとも
いろいろ言われる
このMC5だけど
個人的には断然
元祖ジャムバンドで
元祖ハードコアで
元祖オルタナだと思います。
とりあえず
いまは禿げてしまった
アフロのヴォーカル、ロブ・タイナーの
(小倉もどうせならこれくらいやってみろっつーの)
KICK OUT THE JAMES, MOTHERFUCKER!!!!!!!
という
あまりにも伝説のシャウトで始まる
「Kick Out The James」だけが有名だけど
(これはレイジのカバーも最高)
あのパティ・スミスと結婚してた
フレッド・スミス率いる
なんかぐだっとしたリズム隊がもう最高で
黒っぽいブルースフィーリングも抜群の
楽曲のどれもが素晴らしい。
色っぽいし。
もともとは
ジェイムズ・ブラウンなんかをコピーしてた
上手いんだけどモテなそうな
黒っぽいバンドに
ジャズ評論家で
ホワイトパンサー党の党首という
ジョン・シンクレア
(ジョン・レノンが曲にも書き、このドキュメンタリーにも
がマネージャーについて
デビューしたバンドだから
アンチ体制なのはもちろん
音楽的にも
ヘンテコというか
ジャンルでくくれないのも
当然だよね。
そして
いい男というのは
たいていヘンテコというか
ジャンルでくくれない男なのだよね。
目指せ、ジャンルでくくれない男。
にしても
ほんとにまったく
生きていくというのはたいへんだ。