TRANSIT GENERAL OFFICE INC.

  • TRANSITの公式Instagramアカウントへ
  • Contact
  • Twitter
  • facebook
  • ENGLISH WEBSITE

新美術世界 / MAHO KUBOTA

unofficial anthem

August 03, 2012

ロンドンオリンピックの開会式で唯一「はっとした」のがイングランドの所謂「非公式の国歌」である「イェルサレム」の合唱の場面。

この「イェルサレム」という聖歌はいままで何度か耳にしつつ聞き流していたけれど、この際気になってちょっと調べてみると作詞はイギリスを代表するトリッキーな18世紀詩人、ウィリアム・ブレイクということが判明。
ウィリアム・ブレイク、私の英文学上のヒーローなのに勉強足りてませんでした。
で、以下がその詩の原文。

And did those feet in ancient time,
Walk upon Englands mountains green:
And was the holy Lamb of God,
On Englands pleasant pastures seen!

And did the Countenance Divine,
Shine forth upon our clouded hills?
And was Jerusalem builded here,
Among these dark Satanic Mills?

Bring me my Bow of burning gold:
Bring me my Arrows of desire:
Bring me my Spear: O clouds unfold!
Bring me my Chariot of fire!

I will not cease from Mental Fight,
Nor shall my Sword sleep in my hand,

Till we have built Jerusalem,
In Englands green and pleasant Land.

なるほどね、「炎のランナー」の原題、「Chariot of fire 」もここから来てたのね。
さすが、ブレイク、天才詩人だと思う。声に出して読んでみるとあらためてはっきりするけれど、美しすぎる言葉の芸術だよね。
「I will not cease from Mental Fight」・・・うーん。
プロパガンダにも利用されるわけだけど。でも気高いってこういうことだよね。

unofficial anthem といわれるだけあって、この聖歌はイングランドという国の美しい部分を何よりも如実に体現していると思う、。

しかし、イェルサレムをサンプリングした(というかもうもろアレンジ?)名曲といえばMark Stewart and the Mafia のイェルサレム。
稀少な1985年のアムステルダムでのライブを見つけました。今聴いても相当かっこいいと思う。



Profile

久保田真帆(クボタ・マホ)

MAHO KUBOTA GALLERY ディレクター。ジュリアン・オピー、安部典子、長島有里枝、ブライアン・アルフレッドほか、国内外のアーティストをリプリゼント。ビジュアルアートの範囲にとどまらず広義のカルチャーシーンとつながるギャラリーを目指しています。アーティストマネジメントのほか、パブリックアートプロジェクトや展覧会企画、コーポレート・コレクションのコンサルティングなど幅広くコンテンポラリーアートに関わる毎日。http://www.mahokubota.com

Calendar

« 2016年2月 »
SunMonTueWedThuFriSat
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29

Monthly