“食と体験”で、ローカルの課題をポジティブに変換する
株式会社FARMER YOU代表。ローカルに点在するソーシャル(人と産業)×エコロジー(自然環境)にまたがる「課題」を、“食”や“体験”というポジティブな価値に転換し、都市生活者へ届ける“おいしさと喜びの再分配”をこれまで多くの企画や商品で実現してきました。
そして今も、次の展開に向けた商品開発や企画開発を仕掛けています。地域の想いと都市のニーズをつなぎ、双方にとって新しい価値を生み出すことが、自分の役割だと感じています。
“やりがい”を超え、日常そのものとして続ける仕事
ライフワークになっているため、もはや「やりがい」というより、仕事をすることが自然で当然という感覚にあります。
ただ、今年Social Products Awardを受賞した際、これまで関わってきた一次産業の方々が本当に喜んでくれて、その瞬間に「これがやりがいなのかもしれない」と感じました。
また、モチベーションの源泉は、旧TOSでの店舗所属時代や開業担当時代の現場経験にもあります。接客そのもの、仲間との連帯感、上司・部下と切磋琢磨し合う関係性が、今でも自分のエネルギーとなっています。日々の積み重ねの中で、誰かの笑顔や成果に繋がる瞬間こそ、自分にとっての喜びです。
“ホテル経営”から“食の体験づくり”へ
大学でホテル経営学を学んでいたことから、2008年にUDSで進行していた沖縄ホテル開発の話を聞き、応募しました。しかし、プロジェクト中止と採用凍結により別の道を探すことに。その際「トランジットなら採用している」と紹介を受け、本間さんの面接を経て、GUCCI CAFEの現場アルバイトとして入社しました。(実は一度退社しています!)
当時からトランジットの多様な事業展開に刺激を受け、飲食の枠を超えて“空間”や“体験”をつくる仕事に強く惹かれました。結果としてこの経験が、自分の今のキャリアやFARMER YOU設立にもつながっています。
入社後のキャリアについて
入社後はまずGUCCI CAFEでアルバイトとしてスタートし、その後社員登用されました。退社を経て、TOS本部に再入社。当時はまだ本間さんと2人体制で、本部業務の立ち上げ期に携わりました。衛生管理や採用、開業、ユニット業務など幅広く担当し、その後は開業専任として多くの新店舗立ち上げを経験。関西への異動をきっかけに、関西ユニットマネージャーとしてマネジメントにも携わりました。
現場、本部、そして経営。それぞれの立場で培った視点を活かしながら、FARMER YOUを法人化し、代表として独立。常に「人と地域をどうつなぐか」をテーマに、これまでのキャリアを積み重ねてきました。
おすすめの飲食店舗
自社では、料理・価格・ロケーションのバランスが抜群な「Longrain」、開業を担当した思い入れのある「EAT EAT EAT」(NIFREL自体も最高)、そしてハーブ農家のカフェ「naeme farmer’s stand」(千葉・鴨川)。フレッシュハーブと地元食材が本当においしくて、トランジット各店舗でもここのハーブを使用しています。
ハマっていること
黒潮大蛇行終了に伴う海洋環境の変化を追いかけること。自然現象の変化が地域産業や食材にどう影響するのか、興味を持って観察しています。
応募者へのメッセージ
トランジットHDは、単価数百円のカジュアル業態から、何万円にもなるレストランまで多様な事業を展開しています。飲食現場での経験は、その後どんな業務に携わる際も必ず活きてきます。
なりたい姿が明確な人も、まだ模索中の人も、自分次第で無限に可能性が広がる会社です。自ら考え、行動できる人にとって、きっと大きな成長を実感できる環境だと思います。